ネオモバ高配当株分析Vol.10 プラネット

ネオモバ高配当株分析第10回は2391:プラネットです

硬い とにかく硬い、超ディフェンシブ銘柄です

業容としては、メーカーと卸との間の受発注や請求などのやり取りに伴うデータ交換の場を提供しています。ライオン、ユニ・チャーム、サンスター、エステー化学などの日用品メーカーが、卸とのデータのやり取りを共同のシステムで行うために設立した会社です。

開発・販売では競争し、データ処理は共有することで、メーカーも卸も製品の管理流通コストを抑えることができるわけです。よって、システムを利用するメーカーが増えれば売り上げも増えますし、卸先が増えても売り上げが増える仕組みです。そのため非常に堅実に売上高を伸ばしていますし、売り上げが落ちることは考えにくいビジネスモデルです。

そのため、配当も21年連続増配と連続増配ランキングでも上位に入ってくる企業ですね。ROAとROEを比較してわかるように自己資本比率も非常に高く財務基盤も健全そのものです。

ただ・・・問題はその「伸び率」。増配率はここのところほぼ1.2%。売上高の平均成長率も1.75%。低成長日本のインフレ率程度です。国債を買うよりはいいかなとは思いますが、配当利回りも高配当株としては決して高くない3%いくかどうか。

スーパーディフェンス枠として採用する手もありますが、時価総額の小ささがネックに・・・

結論:売却

40も半ばを超えた私が、60までに資産形成をするには火力不足は否めません。現時点で少し含み損ですが、他の銘柄に振り向けたいと思います。すでに十分な資産を築いている方には一行の余地のある銘柄ではないでしょうか