ケアネット④

ケアネット最終回は中期経営計画の目玉ともいえる新事業、ヘルスデータサイエンス事業です。

これは医療DX事業・デジタルプラットフォーム事業につぐ、ケアネット第3の成長エンジンであり、医療DX事業が成熟期を迎えたころに、成長期のセグメントとなることが期待される事業です。

これまでのケアネットの事業領域は、医師・製薬会社・患者の3者をつなぐものでしたが、このヘルスデータサイエンス事業では一般企業とそこで働く人をはじめとした社会全般をもネットとデジタルでつないでしまおうというものです。

高齢化がすすみ、健康寿命が長くなる中での予防医療の需要の高まり、労働人口が減る中で、企業による労働者の健康促進が企業の人材確保と成長により重要になっていく、そんな今後訪れるであろう未来に向けて、ケアネットの持つ医療プラットフォームを社会全体を覆うものに拡大していくというスケールの大きなビジョンです。

ただ私もいちサラリーマンとして勤めておりますが、そういった変化の片鱗は感じるものの、このような社会の変化がどれほどのスピードで起こるのか?時代を先取りしたビジョンだけにその実現性、あるいは実現したとしていつ実現するのか、それが中期経営計画の成否を左右すると思われます。

それでは新事業の中身を見てみましょう。まずは市場の状況です。


企業にお勤めの方は思い当たるかもしれませんが、毎年の健康診断以外に時々ある健康系の研修・講習のようなアレです。私も先日、歯科研修ということで小学校1年生以来で歯磨きの仕方を教わりました(;^ω^) どうやらあれは法的な義務らしいです。


ケアネットはこの職域健康管理市場で、企業にシステム面・コンサル面でかかわるだけでなく、健保組合や医師・病院、そして個人までを得意技であるメディカルプラットフォームでつないでしまおうという目論見のようです。

目指しているものは非常に画期的で魅力的です。この事業が実現し、軌道に乗れば、ケアネットは社会を大きく変えて絶対のイニシアティブを握る企業となるでしょう。5年間でこの未来を創造することができるのか?私は期待して待ちたいと思います。皆さんはどう思われますか?