ネオモバ高配当株分析、第11回はティアです
これから多死社会を迎える日本にあって伸びるかな?と軽い気持ちで少し買っていた銘柄ですがさて・・・
1997年創業の若い会社だったんですね、知りませんでした。売上高を順調に伸ばし高ROEで成長していましたが、コロナ禍で大きく減退。大規模な葬儀や会食などできる状況じゃなかったですものね。
興味深いのは、その一番苦しいはずの時期に配当性向が100%を超える大幅な増配をし、一気に高配当銘柄の仲間入りを果たしていることですね。「必ず復活するぞ!」と言わんばかりの熱いメッセージを感じます。社長メッセージを拝見しましたが、すごく熱男な社長さんです。
その気概通り、2021,2022年度と着実に回復し、コロナ前の売り上げを上回ってきました。ただ、コロナを機に葬儀の在り方が変わってきており、葬儀単価は下がったまま。今後も大きく変わらないという予想の下で中計も立てているようです。今後多死社会を迎えるわけですが、葬儀単価の低下のため市場規模はそれほど伸びないようです。
ただティアは今後も出店、拡張戦略をとるようです。会社の理念的にも、ビジネスプラン的にも独特のものがあり、個人的には期待できそうな印象を持ちました。
数値的には、時価総額が小さく配当性向が高めなので50%切ってくるくらいまでは増配はないかもしれません。PER・PBRも決して割安圏ではありません。営業利益率や財務体質はコロナ禍のダメージから立ち直りつつあるように見受けられます。2年後くらいが面白いかも?と思わせます。
最後に、「ひふみ投信」でおなじみのレオス・キャピタルワークスが株式を7.2%も持ってます。プロに認められてるということで期待したいですね!
結論:ホールド 配当利回り4.8%目安で追加
ドリーム枠として採用です。できれば利回り5%で買いたいですね。私は一定の割合で高配当ではあるが中小型成長株でもある銘柄をPFに混ぜ込みたいと考えているので採用しますが、ガッチガチの鉄板銘柄で固めたい方は対象外かもしれません。
今回もご覧いただきありがとうございました。